初トゥートはssにしたかった 

俺の前には、あまりにも魅力的すぎるケツがあった。
満員電車の、毛皮もちが押し合いへしあいして、春も始まったばかりだと言うのにクソ暑い車内。鼻を動かせば制汗剤が香る、ラクビープレイヤーらしい肉付きの虎の青年。筋肉がはち切れんばかりに詰まったtシャツに、ケツのラインがくっきりと出た短パンだなんてイヤらしい格好をして、俺の前に立っている。機嫌が良いのか、揺らめく尻尾が腿を撫でては、俺の劣情を掻き立てていった。
憂鬱な朝の満員電車で、微睡みに暑苦しさを誤魔化していた俺は、さわさわと撫でてくる尻尾とその下のパツパツのケツにすっかり目を覚まさせられ、朝勃ちのように沸き起こってきた興奮も相まって、我慢ならなくなってきていた。
手を伸ばせば触れられる距離にムチムチのケツがあるのだ。40も過ぎて、妻との営みもとんと無くなった猫のおっさんには、非情とも言える状況だ。
触れば、終わる。ゲイ寄りのバイであったとはいえ、男色を隠して結婚した私にとって、このラガーマンのケツに手を伸ばすのはリスクが大きすぎた。

フォロー

つづき 

しかし、既に彼のケツへと動き出している手を、俺には引っ込めることが出来なかった。
恐る恐る、しかし着実に伸ばされた手は、とうとう虎のケツへと到達してしまった。瞬間、返ってくる極上の弾力。引き締まったケツ肉の、柔らかすぎず、熱のこもった感触が手のひらに伝わってくる。
そこからは夢中だった。アプローチの覚束無さが嘘みたいに、貪るようにして虎ガーマンのケツをなぞり、撫で、揉みしだく。極上の感触も去ることながら、満員電車の中で、見知らぬ男のケツを揉んでいるという事実が俺にこのうえない悦びを味わわせていた。
もう、この虎から社会的に追い詰められたって構わない。俺にもまだ刹那的な情熱が残っていたことが、少し嬉しかった。
夢中になっていた俺だったが、腕に虎の尻尾が絡み付いてくるのには悲鳴をあげそうになった。
だが、不可解だ。なぜ彼は、俺の腕を取り痴漢を責めないのだろう。警戒する俺は、まさか股間を撫でられるなど予想できたはずもなく。
「ひっ」
今度こそ悲鳴をあげた俺だったが、その手のひらは構わず、俺の股間を撫で擦ってくる。黄色と黒の縞模様、間違いない、目の前の虎が、痴漢し返してきたのだ。

おわり 

溜めるものを溜めた股間は、他人からの刺激に滅法弱くなっていた。膨れ上がった欲望は、かつてないほど敏感になっている。
「やっ……」
自分の口から出る女々しい声を、手で押さえて止めるも、男をよく知る動きに、次々声が出そうになっていく。
やがて虎は、後ろ手のまま俺のスラックスのチャックを探り当て、それを下ろした。
ここでちんぽを出すわけにはいかないと理性が引き留めても、目先の快感に惑わされていた。
パンツの穴も掻き分けた虎は、とうとう俺のちんぽを引きずり出し、スパートをかけるように、強烈に手を動かした。
「ぁあ……っ」
バキバキに反り返り、ヨダレを足らしていたちんぽは、慣れた手つきに扱かれて、呆気なく弾けた。
歳を食った俺でもまだこれだけだせたのかという白濁が、虎のケツで汚していく。公衆のど真ん中で射精している興奮が、俺の脳を焼ききっていくみたいだ。
虎は、ザーメンで汚れた手を、ベットリと俺のスラックスに付着させてくる。これでどちらも、ヒト前で堂々と出歩けなくなってしまった。
首だけ振り向かせた虎と目が合う。挑発的な視線に頷き返しては、二人一緒に、次に停まった駅で降りるのだった。

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